家に帰って、調べてみると。HDD,増設メモリー,増設メモリー部のカバー,本体のねじ6本,インジケーターカバーがなかった。これらは情報の流失を防ぐためか、使えそうだったために抜き取ったのか不明だが、そのときにねじ、カバー類は捨ててしまったと思われる。
AC/DCアダプター その他付属品もちろんなし。
ただし、本体には特に大きな傷もなく、筐体にもヒビや割れはなかった。
とりあえず、電源を確保する。
コネクターは小さくて特殊なので(+)のみ電線を差し込んで、(−)は適当にアースから取る。

通電してみると、画面に赤くTOSHIBAの文字が表示された。液晶も無事なようだ。
気をよくして、ThinkPad560からWindows98をインストールしてあるHDDを取り出してSS3410につないで、通電してみると、HDDは回転しているが、起動はしない。

うーんっ、ただのゴミなのか?
後日、会社からUSB-FDDを借りてきて、DOSを起動しようとしたが、うんともすんとも言わない。

落として壊したそうなので、分解して、HDDコネクター、USBコネクターまわりを見てみるが、目視では異常は発見できない。怪しそうなところは、半田ごてで半田をやり直しておいた。
組み立て後、再度USB-FDDをつないで、挑戦してみるが、やはりだめ。

ThinkPad560のHDDからも起動しない。

この時点で、ほとんどほんもののジャンクに決定。

使えそうな部品もないし。
ふと、思いついて、会社から違うUSB-FDDを借りてきて、電源ON。
カチッ カッカッカッ・・・・・ うごくじゃない!?

そこからは、DOSを起動 > FDISK > FORMAT > HDDを取り外して2.5HDDアダプターで、デスクトップPCにつないで、Windows98の必要ファイルをコピー > SS3410にHDDをもどす > USB-FDDからMS-DOSを起動 > Windows98のインストールとすすみ、めでたく動くノートパソコンのできあがり。
ついでにBIOSもアップデート
使えるとなると、いまの電源の取り方は間に合わせなので、モデムのところから電源を確保。
ちょっとかっこわるいが、いつかAC/DCアダプターを入手するまでは、これでOK。
HDDも手持ちのは、薄かったので、適当なスペーサーを入れて。
こんなもんかな?
ねじも入手
メモリーのふたがないのも気になる。

TOSHIBAのサービスに電話して聞くと、このカバーが¥800
インジケーターのカバーは¥400との事。

ちょっと高いが仕方がない注文しよう。
ところがどっこい、パーツでは出せないとのこと。
じゃーどーすればいいの?と質問すると「本体をサービスセンターに送ってください、修理扱いになります。」
で修理代は?「技術料¥12000 あと部品代と消費税で合計.○○○○○円です。」
アホかっ!!!
送料ももちろんこちら持ちだし。
 裏のふたなんかドライバー1本でねじを締めるだけじゃん。
フロントのカバーもねじ数本はずしてはめるだけでしょ。今まで知らなかったけど東京芝浦電気ってそんな会社だったのかい?
 紳士的に質問しましたが、「改造を助長する」「社の方針」という正式な回答をもらいました。

一社員の方に文句を言ってもどうしようもないが、
http://dynabook.com/pc/catalog/oldpc/ss/ss34r/ss34r_3.htm
の一番下の方でさんざん自慢しているが、こんな部品一つのためにこの仕打ちですか、地球に優しくても客には優しくないんですね。

はいわかりました、今後一切貴社の製品は購入いたしません。

ということで、適当に作りました。
フロントも。
こんな感じ。
いやな思いを消すために。

メーカー名をマスク。
ここも
わかる人にはわかるかな?

じゃないけどね。
その後は、ネットワーク経由でWindows2000をインストール。
地図ソフトを入れUSB-GPSユニットを購入し、カーナビの真似事に使用中。
真夏の炎天下の車中に置いたままでも壊れていない。
参考

HDD換装実験
ThinkPad560(Windows98)>SS3410 起動せず
SS3410(Windows98)>ThinkPad560 起動

USB-FDD
NEC UF0001 USB FLOPPY DISK DRIVE UNIT Rev.B
P/N 134-507881-082-0 CODE 1.23 DATE 2001.8 起動せず

NEC USBフロッピーディスクドライブ
YD-8U10(YE-DATA OEM) 起動
http://www.yedata.co.jp/products/slim-fbu1.html 

ある日、西日本のとあるPCショップでJUNKを物色していると、サラリーマン風のおじさんと店員がなにやら会話をしていた。

おじさん:「これ、ちょっと落として壊れてるけど、すぐ使えるからあげるよ。」
店員:「当店では中古パソコンの買い取りはいたしておりません。」
おじさん:「売るんじゃなくて、あげるから。」
店員:「当店ではそのようなことはいたしておりません。」
おじさん:「あげるって言ってるんだからもらっとけばいいんだ。」
店員:「いやそんなことは.......」

私:「あの〜っ。何かお困りのようですね〜。もしよろしければ私がお引き受けしますが?」
おじさん:「うん。修理すれば多分使えると思うから、あげるよ、あげる。」
私:「はい。ありがとうございます。」

そんなことからもらってきたのは、TOSHIBA DynaBook SS3410と言うやつだった。
さて、この壊れたノートパソコンの運命は?
Top